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serial experiments lain 20th Anniversary Blog

アフターオフ会

 

 クラブサイベリアの翌日、ファン交流「のみ」という趣旨のオフ会をシオドアさんが提唱し、くろぐろさんが幹事役を引き受けて、くらさん、落選組だったペリーさんなどがスタッフを務めて60人以上が恵比寿に集まった。
lain」製作時のPioneerLDCはその近くにあった。ついでに言えば「ありす in Cyberland」の開発元も。

 流石にこれはファン同士の会だからと、シオドアさんに最初に誘われた時は躊躇ったのだけど、クラブサイベリアは怒濤の体験イヴェントではあっても、「会話」をなかなか出来ない場ではあったので(ラウンジだとそういった交流もあったと思う)、行ってみる事にした。
 玲音のドールを作られた方がいたので、私も「では」といにしえのドール(放送後一年後辺りに自作。衣装はノアドロームという人形服ブティック製)を持参したのだが、人形の方はもう帰られていた。

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 流石に強烈な夜だったクラブサイベリアの翌日なので、人形を持って行く以外の何も考えておらず、写真すら撮らなかったので、イヴェントのキー・ヴィジュアル、しおんさんの絵をバックに撮ってみたという。
 当時はジェニーボディで作っていたのだけど、どうも頭身が高すぎたので、アゾンの素体に換えてあった。なのでパジャマはかなーりブカブカ。

 

 

 近田和生さんも来られていて、「Duvet」の新エディット版を作ろうという契機になったのは、私が「すげえ」とTweetした、凄まじいテンポダウンしたエディットのYouTube動画だったと教えて貰って、はぇ~、繋がっているんだなぁとここでも。

 

 #lain20thタグで見慣れた方々とリアルに会うというのはなかなか愉しくて、私は2時間くらいだけだったのだが、延々と話をしていたと思う。

 思春期時代に「lain」を見て救われた、という話を聞かせて貰った時には、心から良かったと思う一方、やっぱり「なんで?」という疑問も拭えないのだけれど、いや、結果そうなのだからオーケーなのだ。

 クラブサイベリアでは「アフターアワーズ」の西尾雄太さんと話せたし、オフ会でも既にマンガ家な方々もいたし、小説を書いていこうという人達もいる。「lain」が好きでプログラマ、SEになった人の例も幾つか見てきたし、そういう触媒になったというだけでも、意味のある作品だったと思えて、スタッフの一人としては嬉しい。


 クラブサイベリアのスタッフ達には認識出来た限り御礼を言ったと思うのだが、入り口近くから全く動けず失礼があったら申し訳ないです。

 

 本当はクラブサイベリアで、ジャスミン・ロジャースのビデオ・メッセージが上映される予定だったのだけど、何故かシオドアさんのところに送られてこなくて、でもその理由は昨晩判明した。
 メンバーを集めて、アコースティック版の「Duvet」を新規に演奏・録画してくれたのだった。
 20年前と全く印象が変わらないジャスミンの姿と、そして歌は沁み入るものがある。